すうさいどみっしょん

A suicide mission is a task which is so dangerous for the people involved that they are not expected to survive.

『甘々と稲妻』 1話 感想 まともな躾ができない父親を表現する方法が切ない


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ひとり娘と二人で暮らす高校教師が、ふとしたきっかけから教え子の女子高生と三人でごはんを作って食べることに。三人とも料理はまったくできないけれど、美味しいごはんはとっても大好き!あったかくって楽しいひとときが、きっとあなたを夢中にさせる!

 

(c)雨隠ギド・講談社/「甘々と稲妻」製作委員会

 

Papa told me

 Papa told me 〜カフェで道草〜 Papa told me ?カフェで道草? (クイーンズコミックスDIGITAL)

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父娘奮闘記と言えば、やはり榛野なな恵先生の名作『Papa told me』が鉄板です。

 

 

さあでわ『甘々と稲妻』第一話を。

 

1. 制服とどなべごはん

制服とどなべごはん

制服とどなべごはん

 

妻を亡くし、娘・つむぎの子育てに奮闘する犬塚。ある日、つむぎを連れてお花見に出かけ、一人でお弁当を食べる女子高生・小鳥に出会う。小鳥は、すごくおいしいお弁当を一人で食べ終えたと言い、興味津々のつむぎ。犬塚は小鳥から、“ごはんやさん 恵”の名刺をもらう。仕事を終えた犬塚が、お弁当を買って帰ると、作りたての料理が映し出されたテレビに、かじりついているつむぎの姿が…。おいしいごはんを食べるため、恵へと急ぐ。(c)雨隠ギド・講談社/「甘々と稲妻」製作委員会

 

つむぎサイコーかよっ!!

 

よーじょが大活躍する『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』以来の、「サイコーかよっ!!」です。

 

つむぎ役の遠藤璃菜さんと言えば、『ばらかもん』で同じく子役の原涼子さんと好演していました。ということで、あれ日テレじゃないの?と思ったり思わなかったり。

 

でも子役俳優をアニメの子役声優として起用するのは、悪くないどころか、むしろ今後はそれが当たり前になっていくような気がします。子供の役は子供の声をあてた方が違和感がない、と思うのは不思議ではありません。まあ大人になっても子供の声を出せるバケモノ声優さんもいますけどね・・・。

 

おとしゃんと女子高生のキャラはあんまり好みじゃない・・・。

 

良かったシーン

つむぎがテレビを見ながら1人でご飯を食べるシーン。

 

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すごく行儀が悪い。

 

テレビを見ながら片膝立てて食べる姿を見ても、この父親は何も思わないし、何も言わない。これは、まともな躾ができていないことを表現している。

 

もう5歳になるのに箸を使えないつむぎ

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つむぎはもう5歳になるのにスプーンしか使えない。これはきっとおかあさんが箸を使えるように練習させてはいたが、つむぎが習得する前に亡くなってしまったのだろう。しかしこの父親は、つむぎの箸の練習につきっきりで付き合うよりも、スプーンを使わせる方が楽だからとそうしてしまった。子育てと自分の仕事を両立させるためには、箸の使い方なんて教えてる場合じゃないのだ。

 

さらに悪い事に、この父親は5歳の子供が箸を使えなくても恥とは思っていないふしがある。だから外食でもつむぎにスプーンを平気で使わせている。何歳になったら箸が使えるように練習させたらいいのか、という情報をこの父親は持っていないのだ。

 

もちろん、この父親は自分では子育てを上手くやっているつもりなんだろう。しかし実際はただこなしてるだけに過ぎない。例えば、コンビニ弁当を我慢して食べているつむぎに気がつきながらも、過去の失敗をエクスキューズにして、自分が作るよりマシだ、と勝手に決めつけていることからもわかる。

 

振り返ってみると、実は躾ができない父親であることは、冒頭の朝食シーンでも描かれていた。

 

朝起きてつむぎが「マジカル見ていい」と聞くと、あの父親は「食べながら見るが良い」と言いパンの袋を渡す。

 

当たり前のように、つぐみはテレビを見ながら朝食代わりのパンを食べ始める。

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テレビに子守をさせ、つむぎと一緒に朝ごはんを食べることはしない。この父親にはつむぎのお弁当を作ってるからそんな時間はない、というエクスキューズがある。

 

もはやネグレクト、育児放棄に近い状況と言って良いだろう。躾、という概念がすっぽり抜け落ちている以上、そう思われても仕方がない。

 

ネグレクト、育児放棄一歩手前の状況にまでこの父娘が追い込まれていることを、つむぎの一つ一つの動作から視聴者に気づかせる演出は素晴らしかった。これが前フリとなって、つむぎにおいしいごはんを食べさせること、そして一緒に食べることの大切さへとつながるラストにうまく導いていた。

 

しかしなんと切ない1話だったろう。子供が親の都合を小さいながらに理解し、言いたいことも言わずに我慢している姿を見るのは辛過ぎる。

 

とまれ1話のラストになってようやく希望の持てる未来へと話が転がっていったので、視聴はケイゾクする。

 

いじょ。

 

 

kindle本第一巻は0円なのでこの機会にどうぞ。

甘々と稲妻(1) (アフタヌーンコミックス)

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