すうさいどみっしょん

A suicide mission is a task which is so dangerous for the people involved that they are not expected to survive.

『ダーリン・イン・ザ・フランキス』 第10話 人間VSミュータントの構図が明らかになった回


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ゾロメの無邪気さがとてつもなく気持ち悪く映った。それは、ミュータント化したヒトモドキと、人間であるゾロメの間にある高く大きな、超えられない壁壁が示されたからだ。

 

いよいよディストピアが正体を表し、人間(コドモ)VSミュータント(オトナ)の戦いが芽吹いたように思う。今後の大きな展開は予測できるが、コドモたちが牙を剥いた時、オトナたちにはいかなる最終兵器が装備されているのだろう。

 

さて、あえてオトナを「ミュータント」と記したのは、今回がまるで『続・猿の惑星』のオマージュのようだったからである。オトナが、コバルト爆弾を信仰するミュータント化した人類のようにグロテスクな容貌でなく、人間のばあさんであったのは、いささか拍子抜けしたが。大きい頭に、退化した四肢がくっついてるだけの物体、くらい飛躍したオトナを描いてくれても良かったんだよ?(これは多分藤子不二雄の作品で描かれた未来人像と記憶しているが定かではない。)

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しかし、一番精神年齢が低いゾロメをオトナの世界に投入することで、ディストピアの気味悪さを際立たせ、視聴者を絶望の淵へと追いやる演出は本当に見事だった。

 

「おれたちはかわいそうなんかじゃねえ。」

 

ゾロメのこの言葉も、オトナへの宣戦布告であろう。夢と引き換えにゾロメが無意識に得た自我の芽生え。今後、コドモたちが自我を確立させ、こんなオトナたちは滅ぼしてしまえ、という地獄が待っている。もはやバッドエンドしか受け入れられない。頑張れTRIGGER、負けるなTRIGGER!!

 

叫竜の血を引くとされるゼロツーの牙も十分とがり、不穏な空気を漂わせたままエンディングを迎える。これも良い演出だった。