すうさいどみっしょん

A suicide mission is a task which is so dangerous for the people involved that they are not expected to survive.

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』 第十七話 「クーデリアの決意」 感想


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第17話 クーデリアの決意

第17話 クーデリアの決意

 

ネタバレされるのが嫌なので観続けてますけど、あまりにも酷い脚本と演出に毎回うんざりさせられています。

 

腐ったギャラルホルンによる大虐殺が始まるのですが、嫐りごろすわけでもなく、虐殺してるはずなのにまったく虐殺されている様子が描かれていない演出とか作画とか何事と思ったりするわけです。

 

相変わらず命が軽い。

 

子どもの頃からずーっと付き添ってきたフミタンが死んでしまったのだからとりあえずクーデリアを失意のどん底に叩き落とさないとダメでしょ?で、ミハルが死んだ後のカイのように、いつまでも悲しんでる場合じゃない、と自ら立ち上がらせないと、フミタンの死に重みが出ないんですよ。

 

フミタンの死を乗り越えることもなくあっという間に立ち直ったクーデリアが、テレビに出てコロニーの真実を語ります、とか言うんだけど、「おまえどんだけコロニーの現実知ってんだよ。さっきデモに遭遇したのと報道クルーにちょっと教えてもらった程度の知識でコロニー住民の代弁してんじゃねーよ。」という演出の薄っぺらさだけが際立つわけです。

 

それとデモ隊が制圧されている混乱の中、鉄華団がいとも簡単にランチまで脱出できるチート展開も異常でしたね。そもそも逃げ道すら確保してないとか、どんだけマヌケなんだよ鉄華団、としか言いようがありません。平和ボケかよ。

 

戦闘シーンでは、バルバトスが登場してから労働者のMSが全く出てこなくなった。「あのMSはなんだ。味方か?味方なのか?」くらい労働者に言わせないとダメだろ。なんのためにミカは戦ってんだよ。労働者を虐殺から守るためだろ。

 

ガリガリくんのガンダムは高速旋回が自慢みたいだけど、アレ、なんか意味あるんすかね?ビームライフルを避けるためなら、まあわかるんですが、ビームライフルで狙われてるわけじゃないから、速さ自慢とかあんま意味ないでしょ?それと、あんだけ高速で動いていたのに、バーニアを噴射させることなく停止できる性能ってどんなだよ。宇宙空間だろ。あんな簡単に急停止できるわけねーだろ。ほんと、すべてが薄っぺらいわ。

 

もースケジュールがキツすぎてまともな脚本も演出もできないんすかねー。どんどんひどくなってくるオルフェンズにうんざりしてるんですけど、やっぱりガンダムだから観ちゃうんですよねー。あーいまいましい。

 

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