すうさいどみっしょん

A suicide mission is a task which is so dangerous for the people involved that they are not expected to survive.

『正解するカド』 サンサゲットで人類は眠りから解放される!?


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第七話あらすじ

第七話「サンサ」

『ワム』の製造法公開で社会が揺れる中、真道幸路朗は羽田空港を占拠し続けるカドの移転計画に尽力。各所の協力の下カドは無事、狭山湖へ移動した。
だが、息つく間もなく、ヤハクィザシュニナは、新たな異方の物体を真道に見せる。
その驚くべき機能とは――。

 

第七話かんそう

総集編を受けての第7話は、浴衣回、でした。

 

誰に向けてかが不明なサービス回でしたが、その結果、ドラマの進みが遅くなった印象を受けました。

 

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さて、徭沙羅花の「ザシュニナを異方に返したい」という最後の発言が、沙羅花個人としてのものだとしたら(まあ個人の考えとしか思えないが)、日本国代表交渉官としては無能としか言いようがない。沙羅花が思い込みだけで暴走したらキャラクターが破綻してしまうので、せめてワム反対派の総意を集めた上での発言にして欲しかった。

 

沙羅花が異方存在への不安を覚えているのなら、もう少し公人として動くべきだったと思う。つまり、もう少しトリックスターとしての役割をちゃんと果たせよ、ということ。

 

それと、未知過ぎるワムやサンサに対する不安を宣言させるには、革新的な品輪彼方の対極に位置する科学者を用意するべきだったろう。革新VS保守、の対立を描くのは大事。

 

しかしザシュニナが本当は何を考えてるのか、意図しているのか、という点がさっぱり描かれておらず、いかにも人類の味方でござい、という立ち位置を続けているのは物語を進行させるという意味では、説明不足だと思う。

 

キュゥべえのように人間を理解しない存在でもないザシュニナに、どんでん返し、はあるのか?