僕だけがいない街(1) 僕だけがいない街(2) 僕だけがいない街(3)
Xデーまであと1週間。
事件そのものを無くそうと意気込む悟は、一人にさせないよう、雛月を科学センターに誘う。
だが、彼女の母親が許さない。
そこに現れたのは佐知子だった。
そのフォローのおかげで、共に科学センターに行くことができた悟。
そこで彼は雛月と18年前にも同じ会話をしたのを思い出す。
リバイバル前と同じ時のレールに乗っているのではという疑念、そして迎えたXデーの当日……。
個人的推論に則った捜査活動
ダメだ・・・。何度やっても雛月が死んでしまう・・・。
Xデーを無事乗り切ることができた悟。しかし、誕生会を開いた翌日、クラスに雛月の姿はなかった・・・。
さて、雛月の死、を描いていたわけではないので雛月がどうなったのかはわからない。リバイバルも起こっていない。もしかすると風邪を引いて家で寝込んでるだけ、という可能性もある。しかし、雛月はまた死んでしまったのだと考えるのが自然だろう。タイムリープものには、死を回避できない、というお約束がある。今回は誘拐殺人ではなく母親とその彼氏に虐待されて死んだのかもしれない。そう、死ぬという運命は変わらない。ただ死に方が変わっただけ。『STEINS;GATE』だ。
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殺害現場はアジト?
冒頭の回想シーン。Xデーである3月1日、悟はアジトへ手袋を探しに行っている。手袋があったかどうかは覚えていないがその後河原に座るユウキさんを見かけたことは記憶していた。もしかするとその間の記憶がないだけかもしれない。ケンヤによる雛月殺害を見てしまった悟はトラウマによってその記憶を消してしまっただけかもしれない。仲間内で雪が降ったら行かない、と決めていたアジトが殺害現場である可能性はある。なんにせよ、アジトが鍵となっているのは疑いようがない。
と妄想を膨らませてみたけど、封じ込めた記憶がなにかのきっかけで蘇る、というのはもはや使い古された設定なので、このアニメでは使われないことを願う。それでもケンヤは怪しいけど。
雛月はちょーかわいいので、なんとか死を回避してもらいたい。悟、がんばれ!
全体を通して
第4話はとにかく素晴らしかった。
何としても雛月を守るんだ、という強い意志を持って行動する悟をとてもかっこよく描いてくれた。悟の感情を完璧なまでに表現しきった演出は、そのカメラワークの動きとあいまってまるで映画を観ているかのようであった。おそらく第4話は全話通して『ぼく街』のベスト回になるだろう。
さて、いくつかのパートに関して。
悟と雛月を学校に残し、サプライズパーティーを企画する友だちの優しさに打たれた。またこのパーティによって雛月が悟にだけでなく他の友人たちにも心を開き彼らとの距離を大きく縮めるさまを見せることで、その場における「優しい時間」を感じ取ることができた。とにかく素晴らしい誕生日パーティであった。ベストサプライズバースデーパーティ賞を与えたいくらいだ。
感極まって泣いちゃった雛月、ちょーかわいー。
たったの20分でこれだけのドラマをみせられてしまったら、もー実写ドラマは不要だ。これ、普通にゴールデンタイムで流すべき作品だと思う。
とりあえず、いじょ。