すうさいどみっしょん

A suicide mission is a task which is so dangerous for the people involved that they are not expected to survive.

『僕だけがいない街』 第十一話 「未来」 感想


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ああ、お母さんの蜘蛛の糸はそういうことだったかー。

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 第一話でお母さんが、

 「あのぉ、犯人わかっちゃったんですけど。」

 と記者さんにでんわをかけるシーンで

 頭上に何故か白い線が出ていたことに気づく。

 作画ミスにしてはかなりくっきり出ていたので

 何かあるのかとは思っていたけど、

 今回まですっかり忘れていた。

 線と糸がつながって、見事な伏線、

 いや伏糸回収であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕だけがいない街(1) 僕だけがいない街(2) 僕だけがいない街(3)

僕だけがいない街(4) 僕だけがいない街(5) 僕だけがいない街(6)

僕だけがいない街(7) (角川コミックス・エース)

 

過去

八代が、ハムスター大量虐殺によって生じた光景を見て「しびれた」というのはおそらく性的興奮を覚えたという意味であろう。 性の目覚めならぬ、サイコの目覚めと言える。その大量虐殺から一匹だけ生き延びたハムスターをスパイスと名付け飼育することにしたのは、弱肉強食、つまり 強者だけが生き残れるという思考を得、生き残った強者であるハムスターでさえも八代は生死を決められる存在であると自己認識したからに違いない。そう、八 代自身に生殺与奪の権利があることに気づいた瞬間だったのだ。

 

スパイスと出会って以来、僕には蜘蛛の糸が見えるようになった。

 

この八代の言葉に続いて、雛月の頭に蜘蛛の糸が出ているカットが挿し込まれ、「それが見えた人間を殺してきた」と告白する。八代の計画を阻止した悟にも蜘蛛の糸が出ているのが見えたので殺そうとした。しかし、悟の「俺はお前の未来を知っ てるぞ。」という言葉によって八代の気が変わり、悟を殺さずにスパイスと名付け、「観察することにした」と言う。告白終わり。

 

この八代の独白は圧巻だった。CV宮本充せんせーで大正解。良い先生を演じてる時にはちょっと違和感があったんだけど、犯人に変わった途端にピタッとキャラ クターと声がはまった。おそらく良い先生を演じてる時も、実はこの人が犯人なんですよというメッセージを込めて声を作っていたんじゃないだろうか?きっと それが違和感の正体だと思う。

 

それにしてもずいぶんと都合よく悟が植物状態になったなー、と。

 

現在

お母さんがコンビニで働き千葉で植物状態の悟を自宅で介護していたという驚愕の事実。いや、自宅で介護できるの?まあ植物状態だから手はかからないのか。でも、多額の医療費がかかるんじゃないの?

 

15年も意識を失っている悟に悟が好きだったヒーローワンダーガイのレコードを聞かせたら悟が目覚めたとかすごいドラマだった。こういう奇跡の使い方はベタだけど上手い。悪くない演出だ。

 

目覚めた悟はリハビリのため入院することになり、徐々に体力を取り戻していくも記憶の方は戻らない。リバイバルのことも覚えていなかった。ただ難しい漢字を読めたり、平成という元号への違和感がなかったりと、不自然な点があることには気づいている。

 

目覚めてからの悟の心の声は土屋太鳳が演じている。身体は成長していても精神は成長していないということを表現する上手い演出だ。

 

ケンヤとヒロミと雛月登場

ヒロミおっさんやん・・・。あんな可愛かったのに・・・。

 

雛月登場したけど、なんで赤ちゃん連れてんの?悟が目覚めるの待っててやらなかったの加代。しかもヒロミと結婚したとか・・・。

 

雛月に再会した悟が涙をぼろぼろと流したのは、いまだ眠っている過去の記憶の影響があるのだろう。雛月は生きていた、俺は未来を変えられたんだという達成感が無意識のうちに出た、これまた上手い演出であった。

 

これまでの現在編は突っ込みどころ満載で全部酷いんだけど、今回は良い演出が続くな。きっと世界線が違うからスタッフも変わってるんだろう。

 

担当医が理事長と電話でなにやら気になる話をしてるんだけど、理事長が八代なのかな?

 

ケンヤ再登場 with 記者の人。ケンヤと記者の人が一緒に行動していることからも、二人が15年前の事件を解明しようとしていることがわかる。それは台詞からも読み取れた。ただなぜ記者の人が千葉にいるのか、理由はわからない。北海道の人にとって上京するのはそんなに当たり前なのか?それとも八代を犯人として狙いを定めずーっと追いかけ続けているのか?

 

ケンヤはきっと悟の影響を受けて正義の弁護士になったに違いない。ただそうなるとケンヤと八代の放課後密会の意味深なシーンの説明がまだつかない。最後のどんでん返しで、実はケンヤが八代の共犯者になっていたとかあるかもしれない。

 

あれ、もしかしてケンヤってゲイ?

 

ヒロミが結婚しているのはケンヤが独身であることを強調するため?悟が八代にどうして結婚しないのと聞いたことがあったけど、八代もゲイであったとすると放課後の密会もおかしくはない。八代は性的な欲求を満たすために少女連続誘拐殺人事件を計画したのではなく、ただ糸が見えた人間を殺しそれで快楽を得ていただけなのかもしれない。サイコキラー、つまり快楽殺人者でしかないのだ。

 

八代登場

パパラッチを撃退し、まるで正義の人であるかのような振る舞いを見せての登場は、その二面性を表す上でも重要だ。もちろん、悟を殺しにきたわけだから病院内でパパラッチに監視されていたら犯行を目撃される危険性もあるので排除したのだろう。

 

八代が西園と名前を変えて議員になっているのは以前の世界線と一緒。これだとアイリもどっかにいるということだ。

 

理事は八代の知人か・・・。もしかして共犯者か?

 

悟の前で「いろいろあった」とカマをかけ、記憶喪失を確認する八代。悟は八代が元担任であったことは記憶しているが殺されかけたことは微塵も覚えていない。

 

八代も白血病の少女くみちゃんとは知り合いらしく、悟と三人で仲良く談笑する。いつ記憶を取り戻してもおかしくない悟の近くにいるのは犯人としては当然だが、くみちゃんというキャラクターがいることで八代が病院にいる不自然さも薄れる。ただ頻繁に悟のそばにいれば、真っ先に疑われるはず。だって北海道で起きた悟の事件については解決していないわけだから。でも警察が悟の下へと事情聴取に来ていないということは、事件化されていなかったのか?でも車沈められてるから事故で処理するのは無理があるよな。ああ時効か。殺人じゃないから時効が成立しているのか。

 

とまれ、現代編は犯人の行動が大胆すぎて、犯行の際は必ず身代わりを立てる用意周到な最初の犯人像はいったいなんだったんだ、と思わないでもない。

 

殺しに来た!くみちゃんの病室で携帯いじってなんか仕込んでたのはアリバイ作りか?貨物用エレベーターを利用するとか、ずいぶんと大胆な行動するな。他の人に見られてなかったのか?

 

「八代、俺の記憶は戻っているぞ!」からの蜘蛛の糸出た!!!終わった!!!!

 

これ、悟が罠を張っていて、ケンヤと記者の人が助けに来る流れ?ただ悟の記憶が戻ったのは、貨物用エレベーター内で八代が指をとんとんした時のような気がするので、事前準備は不可能だよな。もしかするとケンヤが探偵でも雇って悟をずっと見張らせてたとか?

 

 

#11 未来

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