dアニメで良くないのは、あれも見ようこれも見よう、とついつい目移りしちゃうところ。で、『化物語』観てたんだけど『BLOOD-C』を観始めちゃいまして。もちろんその間『デュラララ!!』消化したり、またPC作業中には『日常』かけ流ししたりしています。
ところで、『BLOOD-C』が放映されてた頃って、震災後でフィクションに興味が持てない時期だったんですよ。でもなぜか観ているんですよ。その理由がよく思い出せないんだけど、きっとドラマ『TRICK』の牛乳飲む回を観た時の衝撃と同じようなものを感じたからかもしれません。
さて、今回ざっと一気観して思ったんだけど、これほんとどーいう意図で作られたんでしょうね?1~10話までのダメダメさってもう11話に向けての壮大な伏線としか思えなくなってきます。とにかく11話のどんでん返しを衝撃的にするためにも、1~10話はわざとつまらなく作ろう、ってね。
それとCLAMPコラボなので『xxxHOLiC』みたいな感じが出てるんだけど、特に戦いのシーンが酷かった。敵の造形が、『xxxHOLiC』からそのまんま持ってきたの?、みたいなのばっかりでまったく魅力的じゃなかったし。それに弱いし。小夜が赤い蛇の目に変わるとほとんど一刀で終わりなんだもん。
でもこの作品、なんか説明できない不思議な魅力があるんですよね。全12話、という1クールアニメとしてみたら完全に失敗作なんだけど、もし2時間まで圧縮して作られていたら良い作品になったんじゃないかと思うんですよ。まあそれくらい無駄が多いということなんですが、11話まで我慢できる人がいたら一度観ておくといいかもしれません。映画もあるしね。
いじょ。