すうさいどみっしょん

A suicide mission is a task which is so dangerous for the people involved that they are not expected to survive.

どろろ ばんもんの巻


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ばんもんの巻・上

ばんもんの巻・上

  • メディア: Prime Video
 
醍醐領に入ったどろろと百鬼丸は、国境の砦跡地に残る1枚の巨大な板塀「ばんもん」の存在を聞く。百鬼丸はばんもんに現れる狐の鬼神と対峙するのであった。

 

はじめに

 

 

ばんもんの巻・下

ばんもんの巻・下

  • メディア: Prime Video
 
我が子を鬼神に差し出した景光。奪われた身体を取り戻さんとする百鬼丸。今二人は、運命に引き寄せられるように向かい合う。

 

はじめに

まるで映画のような、とても濃い第一部・完であった。

国を守るため、我が子を犠牲にする。現代では受け入れがたい感覚でも、戦国の世では何ら不思議はない。領民のために、兄を倒す決意をした多宝丸も間違ってはいない。そして母も・・・。

助六が死なず、最後に母と再会するシーンは、明らかに百鬼丸と母の関係への対比である。こんな安易な描写は手塚治虫作品には似つかわしくない。

今回の『どろろ』、オリジナル脚本になると、どうにも薄っぺらく、テンプレになってしまうので、何をやってるんだ小林靖子となる。おまえならもっとおれたちを絶望のどん底に叩き込めるだろ、と。ただ、多宝丸が片目を失っただけで済んだのは良かった。

 

総じて

濃密過ぎる20分だったし満足できるものであった。だからこそ、もう少し時間をかけて描いたらさらに良いものになったのでは、と過度の期待をしてしまった。

OPの「火炎」とEDの「さよならごっこ」が聴けるのも最後、という悲報。