Bパート、良かった!
脚本・岡田麿里のわりに、第十九話は『鉄血のオルフェンズ』の中でもまともな回だった。収穫は、岡田麿里に雰囲気だけでも戦闘シーンが描けるのがわかったこと。そう、雰囲気イケメンならぬ、雰囲気戦闘シーンだ。まあエグザイル編隊とか、何がやりたかったのかさっぱりわからなかったけどなっ!!
三日月ニュータイプの覚醒
「俺に合わせてくれるのか?すごいな、チョコレートの人。」
「あれ?あんたチョコレートなの?」
これはもうゼータの時のアムロ&シャアの邂逅を完全にオマージュしてますな。こういうガノタへの気配り、大事。
ガンダム史上最低最悪の大気圏突入
大気圏突入と言えばガンダムの恒例行事です。
大気圏付近で始まった戦闘により、ガンダムだけが取り残され機体のままで大気圏内へと落下していく。
見せてもらおうか、オルフェンズの大気圏突入を!
三日月が「おまえはどうだ?バルバトス!」って言ったらバルバトスが反応したので何らかの特殊装備が発動して機体を保護してくれるのかと思ったんだけど、蓋を開けてみたら敵MSをサーフボードに見立てて大気圏突入に成功するという史上最低最悪のものになっていました・・・。
まあ大気圏サーフィンするのはいいんだけど、あの状態ならバルバトスの腕の一本、足の一本でも溶けてないとおかしい。だってどう考えてもMSの上ですべてのボディパートを保護できるはずがないから。
それと敵MSであるグレイズがほぼノーダメージだったのもおかしい。もしかしてグレイズには大気圏突入能力があるの?でもそれだとしたらグレイズ隊は「地球に殺される」なんて言って撤退しないで、大気圏でバルバトスへの総攻撃をかけて落とすはずだろ。
それと、ナノラミネートアーマー。
この装甲を破壊するには、近接しての物理的打撃やナパーム弾による焼灼など、衝撃や熱が一定時間持続する攻撃が有効とされる。
熱に弱い設定なのに、どーして大気圏突入の際の空力加熱に耐え切れたのか、説明がつかない。とりあえずナノラミネートアーマーだけでも溶けてないとおかしい。
作画崩壊のみならず、自分たちの設定まで崩壊させちゃったら、もう終わりだろ・・・。
もう二期はない、というかスタッフ総とっかえしないならやらなくていいな。
いじょ。
蛇足:
冒頭、アトラが荷物運びの手伝いをしているとタカキに「重いでしょ?」って聞かれるんだけど、そこ無重力やん。その直前のシーンで荷物が浮遊していくのを描いておいてこれはないわ。重いではなく、扱いづらいでしょ?ということならわかるけどね。
先週くらいから副音声始めてテコ入れし出したけど効果あるんすかね?脚本・構成・演出すべてがクソなので、もう何やっても無駄、としか思えないんですけど?