【このすば】『この素晴らしい世界に祝福を！』第４話「この中二病に爆焔を！」感想ビヨンド

この素晴らしい世界に祝福を! (9) 紅の宿命オリジナルアニメブルーレイ付き同梱版 (角川)

第４話感想前編はこちらです。

cosmo.hatenadiary.com

でわ、ビヨンドスタートです。

デュラハン登場

ようやく魔王軍の幹部デュラハンが登場します。ずいぶんと長い前フリでした。

デュラハン「毎日毎日毎日毎日、お、俺の城に！毎日！欠かさず爆裂魔法打ち込んでく、あぁ頭のおかしい大馬鹿は誰だああああ！」

カズマ「魔王の幹部はそれはもうお怒りだった・・・。」

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いや、デュラハンおせーよっ！！！

一度はピンクの髪の魔法使いちゃんに濡れ衣を着せちゃうめぐみん、ちょっと震えちゃうんだけど意を決してデュラハンの前に進み出てかっこ良く名乗りを上げてくれました。

よし決まった！！！

と思ったら、「めぐみんってなんだ。バカにしてんのか？」と相手にされませんでした。可哀想、めぐみん。

デュラハンに爆裂魔法使うなと言われても、「紅魔族は日に一度爆裂魔法を撃たないと死ぬのです。」という嘘をついてまでデュラハンに挑もうとするめぐみん。まさかここでデュラハンに爆裂魔法を撃ちこむのか？と期待したら、

「せんせー、お願いします！」

っておい！！！

めぐみん、自分でやらねーのかよ！！

せんせー言われて、どーしてアクアが出てくるのかよくわからなかったけど、まあ誰でも良かったんだろう。しかしアクアはジャイアントトードに自分の攻撃が効かなかったくせによく出てきたな。なんだかんだ言っても女神としてのプライドはあるのか、と感心した。いや実際は本気で何とかできると思ってたんだろう・・・。ダメガミだし。

お怒りのデュラハンさまは、めぐみんに向けて死の宣告を放つ。しかしダクネスがめぐみんの前に身を挺し盾となって自ら呪われてしまう。ダクネスの自己犠牲の精神に打たれつつ、おっと、いよいよシリアスな展開来るか？とここでまた期待してしまいました。

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ところが！！！

ダクネスはドMとしての妄想を爆発させこれから自分がデュラハンの城で受けるかもしれない仕打ちをそれはもうとろーんとした表情で独白し、最後には「いってくりゅっ！」と目を輝かせながらデュラハンの人について行こうとするのです。

「このすば」ダクネスを演じてくれてる茅野愛衣さん。ダクネスのキャスティングに自分の中で1番重要視してたのが「自然体で出てくる育ちの良さや品」でした。常に「ハァハァ」してるダクネスさんですがそういう骨子があってこその「ドM」という肉付けだと考えていたからです。(続) #このすば
— kanyasaki (@kanyasaki) 2016, 2月 5

(続)オーディション時、そのプランにはまったのが茅野さんでした。収録が始まり自分が大切にしたかった(自然体な品)を内包した(ハァハァする女騎士)を見事演じてくれたわけです。感謝！ちなみに４話昂ぶったダクネスさんの「行ってくりゅっ！」は茅野さんのアドリブ！ごちそうさまっ！#このすば
— kanyasaki (@kanyasaki) 2016, 2月 5

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素晴らしい演技を披露した茅野愛衣に祝福を！

カズマが、デュラハンの人も困ってるでしょ、とダクネスを何とか止め、デュラハンの人を救います。そう、デュラハンの人を救うのです。そりゃそーでしょー。ドMのダクネスなんて連れ帰った日には、自らの騎士道精神を崩壊させられかねません。

とりあえずその場をしのぎ、呪いを解いてほしくば俺の城まで来い、とデュラハンは言い置いて去っていきます。

そこで、ダクネスが死の宣告を受けたことに責任を感じているめぐみんが一人城へと向かおうとします。日々爆裂魔法の特訓に付き合ってたカズマもついに冒険への一歩を踏み出す決意をします。まあこの二人だけが冒険欲のあるパーティですから当然と言えば当然です。

またずいぶんと前フリがながかったけどようやく冒険の始まりか、と普通は思いますよね。だっていちおう魔王を倒すという使命が与えられてるわけですから。

ところがっ！！！！！

なんと空気を全く読まないダメガミがヒーラー能力を突如発動しさくっと呪いを解除しちゃいました。

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なんだこの展開。おまえら冒険する気ねーだろ・・・。

ということで、デュラハン待ちぼうけ確定です・・・。

総括

今回は、めぐみん、ダクネス、そしてカズマでさえ見せ所があったのに、最後に美味しいところを全部持っていってしまったアクアたんがさいこーでした。

作品内ではカズマにダメガミ、ダメガミ言われ、花鳥風月なんて大して役にも立たない能力使って遊んでるだけのアクアしか見せず、視聴者にまでダメガミ認定させておいて、実はアクアは優秀な女神なんですよ、という流れに持ってきた製作陣のこの計算された構成には脱帽しましたね。いやほんと誰もアクアに期待なんてしてなかったと思うんですよ。だからこそ視聴者が受けた脱力感の大きさは計り知れないものがあったはず。うーん、素晴らしい。

でわ、アクア、めぐみん、ダクネスによる「ちいさな冒険者」をお聞きください。