1. ないないの女の子
あらすじ
2021/04/07
朝目を覚ましそそくさと朝食を済ませ、お弁当を用意し家を出る。親はいない、お金もない、趣味もない、友達と呼べる人も将来の目標もない、「ないないづくし」の女子高生「小熊」。そんな彼女がたまたま立ち寄った場所、「バイクショップ」。そこで出逢ったのは古びた1台のバイク、後に小熊の生活を一変させる「スーパーカブ」だった。
かんそう
親がいなくて一人暮らしをし、レトルトのご飯を毎日食べているという、ヘヴィーな設定で、いったいこれから何が始まるんです、というざわつく感じでスタート。
2. 礼子
あらすじ
「スーパーカブ」との生活が始まった小熊。まだぎこちなさが残るも「スーパーカブ」の扱いにも段々と慣れてきた。小熊が「スーパーカブ」に乗っていることを知った礼子。「スーパーカブ」を見せて欲しいという礼子に困惑する小熊は、放課後ならと渋々承諾する。
かんそう
礼子の「郵政カブ」は、さすがに学校でも話題になるくらいの存在感なので、小熊がそれまで知らなかった、というのはさすがに無理がないか?むしろ、礼子のカブを見て、バイク欲しいなあ、と思う導入の方が自然では?だってあんなかっこいいバイク乗りなら普通に憧れちゃうでしょ。
3. もらったもの
あらすじ
「スーパーカブ」のエンジンをかけ、ヘルメットを被り、グローブをはめて、朝8時過ぎに家を出る。小熊の1日が始まった。「スーパーカブ」との生活も慣れてきた一方で、礼子との関係はまだぎこちない。今日も「スーパーカブ」と一緒に昼食を食べる二人。礼子の「郵政カブ」の荷台に設置された「箱」に興味を持った小熊。そんな小熊を礼子はある場所に連れて行く。
かんそう
とても良い最終回だった。いやほんと1~3話までで一本映画ができるくらい、素晴らしい出来であった。ひまわり畑をカブで走り抜けていく夢のままエンディングを迎えたら最高だ。
4. アルバイト
あらすじ
2021/04/28
「スーパーカブ」に乗り始めて初めての夏。礼子は夏休みにでっかい事をしたいと言う。一方小熊は「学校書類の運搬業務」をすることに。「スーパーカブ」で学校間の重要書類の運搬である。運搬業務の前日、小熊はオイル交換をするため再びシノさんのお店を訪ねる。
かんそう
2期スタート
両親がいないお金がない、というないない設定から、アルバイトできる年齢になったらすぐにお金を稼ぎに出ていると思ったので今回のエピソードは意外だった。
夏休み、毎日2往復で4千円。
相手の書類も持ち帰る、という重要な仕事を忘れる小熊。なんとなくわかってはいたが、しっかりしているようで抜けている。そんな小熊のどんくささ、がうまく表現されているように思う。
カブ乗りにとって雨は敵だ。それはどうでしょうを見ればよくわかる。その敵に対して備えを購入し、ざまあみろ、と叫ぶ。ああ、そうか。これは小熊が感情を取り戻していく物語なんだ。
あらすじ
2021/06/16
小熊の家で夜ご飯を食べる小熊、礼子、椎の3人。後片付けの手伝いをする椎。「この冷たくて暗い冬を、どこかに消して欲しい」と懇願する椎に、出来ないと話す小熊。翌日も寒々しい街と平穏な日々が続く。
かんそう
ひどい救出劇だった。
これで『スーパーカブ』には見切りをつけた。
最終話も続きも見たくないほど。(現に、いまだ最終話は見ていない。)
事故って動けなくなった椎を助けにスーパーカブで助けに行くのは良い。でも、警察に連絡しない、救急車も呼ばない。根本的なところでドン引きしたのは、椎の両親にすら連絡しなかった点。
もし何かが起きて小熊も動けなくなったらどうするつもりだったのか。椎は死んでいたかもしれない。そういう視点がない小熊はやっぱりおかしい。
「この冷たくて暗い冬を、どこかに消して欲しい」と小熊に懇願する椎も気持ち悪かった。
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