デ・ニーロとアル・パチーノが組んでも名作は産まれない
という歴史が証明した明白な事実は、TRIGGERとA-1 Picturesが組んでも、当然ひっくり返すことはできませんでした。
第18話
視聴者の全員が予想したであろう展開に、製作者たちの想像力の欠如すら感じてしまいました。
おいおい、ミツルとココロがセックスしちゃったよ。やばいよやばいよ~。調子に乗って結婚式まで挙げようとしてるよ。やばいよやばいよ~。絶対にやらせるわけねえだろ。でもおれたち底意地悪いから結婚式当日までは準備させておいて直前にぶち壊して絶望に叩き込んでやるわ。
という、ナインズの心の言葉を傍受しました。
冒頭に戦闘シーンを入れストーリー展開する、と良い流れを断ち切ってまで見せたグダグダのドラマは最終的にこれまた誰もが予想した、パパたちへの反抗、という稚拙な結末へつながりそうです。
ところで話は変わりますが、第17話くらいで叫竜に惨殺されたAPEたちのシーンを見て、ああこれはやっぱり『続・猿の惑星』なんだ、ということがわかりました。
『続・猿の惑星』というのは、『猿の惑星』がヒットしたことから製作されたのですが、あまりにも紆余曲折し、主役であるチャールトン・ヘストンも「続編を作るべきではない」と出演を渋ったいわくつきの作品です。
だから当然、駄作、です。
しかし、骨子は決して悪くありません。だから、俺たちが作ったらもっとうまくできるはず、と思った人たちが大勢いたのではないでしょうか。ダリフラは、そんな思いを抱いた人たちが『続・猿の惑星』をベースに作った作品です。(断定)
だからと言って、骨子は良くても面白くない駄作を作るところまで真似しなくてもいいじゃないですか・・・。
さて、ミツルとココロが、ゼロツーとダーリン(名前なんだっけ?)が過去にされたように、記憶を消去されて舞い戻ってきましたが、ふたりとも交換した指輪をつけたままでした。挙式の際、ミツルがココロの指に指輪を通そうとして与えた傷みが蘇ってくるのでせう。うん、ありきたりだね・・・。そんなありきたりなことをありきたりにしか描けない、無能なクリエイターたちにはいささかがっかりです。これまたオルフェンズのように、最後はどうなるのか気になるので見続けますが、すでにこの時点で駄作認定して良いかと思っています。
ところでミツルとココロのセックスの果てにできたベイビーは当然処分されましたよね?まさか指輪と同じように残したまま、なんて間抜けな展開はありませんよね?一連の流れからすれば、ココロはベイビーを身籠らないとならないのですが、記憶消去の手続きを経た以上、身籠っているはずがありません。無論、1回だけではできませんよ、という逃げもありですが、それは卑怯過ぎるのでさすがにないでしょう。
さあ、大きく広げた風呂敷をどう畳むのかだけが見もののぐだぐだドラマの末路やいかに!?