あらすじ
時計塔の君主ロードのひとりであり現代魔術科の学部長、ロード・エルメロイⅡ世は今日も個性豊かな生徒たちに向け授業を行う。
授業後に時計塔の会議を終えた彼は、権力闘争に明け暮れる君主たちに対して悪態をつくが、それによる呪詛返しを食らってしまう。
その翌日、内弟子のグレイとの移動中、最近自室に寄り付いている野良猫が車にはねられているのを目撃する。それがロード・エルメロイⅡ世の命を狙ってのことであると気付いた彼は、グレイ、フラット、スヴィンとともに犯人探しを開始する。
はじめに
青ブタも、このエルメロイも化物語っぽいな。
人物紹介や状況説明、そして事件の発端を見せた第0話であった。
エルメロイが、第四次聖杯戦争であのイスカンダルを従えていたひ弱な少年ということを、フラッシュバックで知る。
とある事件が起こりその犯人を追い詰める派手なカーチェイスを見せ、ダブル小林少年の魔力を借りて解決する。0話ならではのスピード解決だろうが、2019年7月から始まる本編では、1ケース(事件)3話くらいの時間を用意してもらいたい。
と書いて調べてみたら、事件簿というだけあっていくつかのケースがあるんだけど、今回はCase.「-魔眼蒐集列車 Grace note-」のみを1クール(?)使ってやるらしい。もしアニメが面白かったら原作も手にとってもらいたい、という意図がありそう。
ポルシェとアストン・マーティンによるカーチェイス、どうにもセンスがない。まあカーチェイスと呼べるほどの追跡劇ではなかったが、アニメである以上、ハリウッド映画以上のものを見せて欲しかった。そして、ポルシェとアストン・マーティンという車種選択も酷い。片方にスーパーカーを据えたなら、もう一方は、BMW、アウディ、もしくはLEXUSのセダン改であるべきなのだ。一見普通のセダンがスーパーカーを追い詰める、というのが車好きには評価される。それは、頭文字Dとか湾岸MIDNIGHTが証明してるので、再度カーチェイスシーンを描くなら、本編スタート前にしっかりそれら二作品を読んでおくべきだと思う。
ロード・エルメロイII世の事件簿 (1) (角川コミックス・エース)
- 作者: 東冬,TENGEN
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2018/07/03
- メディア: Kindle版