【このすば】『この素晴らしい世界に祝福を！』第２話「この中二病に爆焔を！」感想

この素晴らしい世界に祝福を！(2)【電子特別版】 (ドラゴンコミックスエイジ)

ポンコツ地雷女１号

カエルに喰われて泣いちゃう女神さまがちょー可愛かった。なんだこの展開。

f:id:cosmosp:20160203204852j:plain

アクアが「技名を叫ぶ*1」だけでなく説明までして殴ってるのに全然ジャイアントトード（巨大ガエル）にはきかなくて食べられちゃうのさいこー。

殴ったけど全然きいてなくて、カエルさんとお話しちゃったアクアたんのこの表情をご覧ください。

f:id:cosmosp:20160203015650j:plain

ポンコツ地雷女１号の誕生である。（脳内で田口トモロヲの声に変換してください。）

f:id:cosmosp:20160203015133j:plain

えっ？女神さま何してはるんですか？

f:id:cosmosp:20160203015005j:plain

はい、女神さま飲み過ぎでゲ○吐いてました。どうもありがとうございまいた。

っておい！！

なんでヒロインがゲロ吐いてんだよ。

ポンコツ地雷女２号

「我が名はめぐみん。最強の攻撃魔法“爆裂魔法”を操る者！」

アクアを道連れに来たはいいが、ゲーム世界と違って金なし・装備なしのないない尽くしで、最低ランクのモンスターにも悪戦苦闘するカズマの冒険者生活。
そこでパーティメンバーを募集することに。
名乗りを挙げてきたのは、高い知力と魔力、変な名前を持つことで有名な紅魔族のめぐみん（本名）だった。
中二的言動で胡散臭さこのうえないが、めぐみんが最強の攻撃魔法「爆裂魔法」の使い手と知り、さっそくモンスターを倒しに行くことに。
フィールドに轟くめぐみんの呪文詠唱「エクスプロージョン!!」。
炸裂する光と轟音。爆裂魔法は確かに強力で壮観だったが、肝心のめぐみんが……。

アニメ『この素晴らしい世界に祝福を！』公式サイト

f:id:cosmosp:20160204003610j:plain

めぐみん、どこをどう見ても中二病です。どうもありがとうございました。

さてこのめぐみん、アークウィザードということで超強力な魔力を使い、敵を攻撃することができるとても頼りになる仲間です。

f:id:cosmosp:20160204010936j:plain

ところが。

爆裂魔法一発打つと魔力ゲージはゼロになり、起き上がることすらできなくなってしまうのです。

そして、倒れている間にカエルに喰われちゃいました。

f:id:cosmosp:20160203020100j:plain

ポンコツ地雷女２号の誕生である。（脳内で田口トモ・・・以下略。）

めぐみん倒れてる後ろでアクアたん喰われてますけど？

f:id:cosmosp:20160203210612j:plain

f:id:cosmosp:20160203210623j:plain

はい、アクアたん咀嚼されてますね・・・。

ということで、カズマの冒険はポンコツ地雷女二名というハンデを背負ってのスタートとなりました。前途は多難です。

第二話で描かれていたのは、理想と現実。

女神と言えば「神」というくらいですからやはり全知全能を求められます。ところがアクアは意外と、いやかなりポンコツであることがわかります。やはり女神なんだからどうせチートしちゃうんでしょ？と視聴者に思わせておいて、それを逆に裏切るという見事な落ち。

同じくめぐみんもアークウィザードという上級職であり、超強力な爆裂魔法を操るため、見た目は中二病だけど、実際はさぞや優秀な魔法使いなんでしょ？と思わせておいて、彼女の爆裂魔法は一度使ったら最後、諸刃の剣として描かれています。

あれ？二人とも、もしかして、いやもしかしなくても役立たず？

そう、『このすば』は女神や魔法少女に抱いているぼくらの理想を破壊します。もしかすると巷に氾濫するチート上等なアニメやゲームに対する作者の、こんな女神や魔法少女がいてもいいんじゃない？というアンサーなのかもしれません。そういう視点で見るとまた興味深くなってきます。女神や魔法少女をぼくらがいる現実社会に放り出したら意外とポンコツかもしれないですしね。

次回、ポンコツ地雷女３号の誕生へつづく。

いじょ。

この素晴らしい世界に祝福を！ (角川スニーカー文庫) Kindle版

１．この素晴らしい世界に祝福を！　あぁ、駄女神さま (角川スニーカー文庫)