『氷菓』と『無彩限のファントム・ワールド』
千反田える CV:佐藤聡美
和泉玲奈 CV:早見沙織
うん、似てる。ま、それだけですが。
- 作者: 米澤穂信,タスクオーナ,西屋太志(京都アニメーション)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: Kindle版
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第4話「模造家族」雑感
いつものように、ファントム退治の報酬で食べ放題を満喫していた和泉玲奈。
『脳機能エラー対策室』に入って以前より充実した毎日を送っていたが、皆と別れた彼女の心に影を落とすのは、家族の事。厳しい両親に、家出した姉。
帰りのバスが到着し、顔を上げ乗り込む玲奈。しかしそれはいつもと違う見慣れないバスで……。
今回もまたおっぱい成分少なめです。1話以降、どんどんおっぱい成分が薄まってるような気がしますけど、1話は釣りだったんですね。
さて、玲奈の「焼肉食べ放題に行きたい!」という願いを叶え、みんなで一緒に楽しく食事をする導入部分はとても良かったですね。ちなみにぼくは玲奈がファントムを吸い込む時の描写がとても好きです。
今回はそんな玲奈の物語。
うさぎの両親が住む世界は、なんとなくですが『千と千尋の神隠し』を思い出しました。異世界の食べ物は食べちゃダメ、というルールが一緒でしたしね。まあ向こうは電車でこちらはバス。ああトトロの猫バスがあるな。
今回気になった点。
ファントムの作り出した世界にどっぷりはまり込んでしまう玲奈。うさぎの両親が良いファントムのように描かれていたけど、「本当は怖いグリム童話」 のように、実は悪意のあるファントムだった、というオチの方がよかったと思う。ほら、怪談で「死ねばよかったのに・・・。」というのがあるじゃん。あれみたく。
実の両親との和解もあっさりしてて特別なカタルシスもなく、オチがイマイチだったこともあり、いささか消化不良の回 でした。そもそも玲奈の両親のアタリがキツすぎたわりに最後はなぜか両親並んで玲奈の帰りを出迎えるとか、よくわかりませんでした。両親にチームのみんなを紹介し、活動を認めてもらう、という流れのほうが良かったような気がします。