富野御大最新作、『ガンダム Gのレコンギスタ』が面白い、かどうかはまだ断言できないけど、続きが楽しみな作品であるのは間違いない。
さて、富野作品は結構セリフ回しにくせがある、というようなことが言われてるけど気にならないし、特に違和感なくすっと入り込めた。もちろん自分は過去の富野作品などで慣らされているからかもしれないけど、多くの人が心配するほどわかりにくくないよね?というか、これが初富野な人には難解なのかな?そんなことを心配する声がツイッターなどでよく見られたのは面白かった。
宇宙(軌道)エレベーター
人類は地球と宇宙をどう行き来するのかというのをきちんと見せたのはさすがだなと思う。特にA/Zを見たあとなので余計にそう感じた。ただ宇宙エレベーターは斬新ではないしオリジナリティもない。そもそもモビルスーツに襲われたら一発でアウトだよね?まあ、もちろん現時点では何らかの条約が結ばれ攻撃してはいけないものとして存在しているのだろうけど、海賊たちの出現でどうなるかわからないし、本来破壊されてしかるべきものだし、移動手段として脆すぎるから破壊されろ、と願ってやまない。
メカニックデザイン
『Gレコ』のモビルスーツのデザインは好きじゃない。アッガイもどきとかガンダムもどきとか、もどきにしか見えないのはダメだろ。そう考えるとユニコーンは実に正統的なガンダムであったことを思い知らされる。まあそういうのはもう後進に任せた、という心境なのかもしれんけど、ガンダムがかっこ良くない、というのはダメだよな・・・。
子供向け?大人向け?
子供に見て欲しいと言いながら深夜かよっ!、というツッコミが多々ありましたが、確かに夕方5時の枠を取れなかったというのは結構ダメージデカイすな。でも、今どきの子供はHDDレコーダーを使いこなしているので、放映時間なんて関係ないんじゃないすかね?とは思ったり。ただこれが学校で話題になるか、と言ったら難しいだろうなあ。というのも、大人だって見なきゃいけないアニメがたくさんあるように、子供にだって見なきゃいけない番組はたくさんある。そう、『Gレコ』がたくさんある選択肢の中から子供に選ばれるだろうか?というと、いささか疑問だ。富野御大の希望とは裏腹に、まあいつもどおり大人がメインの視聴層となるのは仕方ないだろうね。
ただ富野御大の作品は『ガンダム』を見ればわかるように、アニメを決して子供向けには作っていない。というより、子供を見くびって作っていないので、ハードルを超えた子供には受け入れられるに違いない。そういう子供はきっと少数派なんだろうけど・・・。だって時代は妖怪ウォッチでしょ?
でわ最後にこちらのブログを紹介して終わりとします。いじょ。