評価:8点 ★★★★★★★★
『コンレポ』予習復習も兼ねて、水島精二監督&會川昇脚本コンビの『UN-GO』をdアニメで。
『UN-GO』は、わけあり探偵と謎の美少年のコンビが難事件に挑む本格探偵ストーリー。
先ず、主人公のC.V.が勝地涼でびっくり。『UN-GO』以降、声優活動をしていないようなので当時は事務所が持ってきた仕事をこなしてただけだったのかな。俳優・勝地涼がたまにぽろっと出ちゃってて俳優声優の難しさを露呈させた。有名俳優→声優はたいてい失敗するのでほんと止めた方がいい。真田丸のように、有名声優→俳優は意外と悪くないのは、基本的に声優は顔を知られていないというのが大きい。
さて雑感。
1、2話は性急過ぎてああこれはダメかもと思ったけれど、3、4話の二話使って一つの謎を解くスタイルは面白かった。つまり、探偵推理ミステリーは最低でも45分はないと厳しい、というのをこの作品も証明したことになる。1話20分しかないアニメで、事件を起こし推理し謎解きまで持っていくなんてのはほぼ不可能に近いのだ。探偵推理ミステリーものを20分で何とかしようとするのは、伏線はれないから内容がただただ薄っぺらくなるだけでしかないのでもう止めてほしい。
ということで、1話、2話に関して言えば、因果の質問攻撃だけで謎が解明されたようなものだったのでミステリーとしては不満足であった。敗戦探偵の探偵としての能力がほとんど見られず、主人公・因果かよっ、と。
ところで、お嬢様が深い付き合いがあるでもない敗戦探偵に向かって「期待してたのに」なんて言うのだけれど、だったら押しかけ助手でもいいから探偵社でお茶くみくらいするとか常に行動を共にし、信頼関係を築けていないと台詞が活きてこない。
上で書いたように、3話からだんだん面白くなって最終的には止まらなくなるのでほぼ一気観できて良かった。
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